2021年に発表された中国文学関連の著書、論文、書評、翻訳、エッセイなどを紹介してください。書き方は既存の書き込み(コメント)を参考にしてください。誤字などを発見したときは、各書き込みにある「返信」機能を使って知らせてください。なお、「ウェブサイト」の項目に、URLを記入されると、自動的に投稿者名にリンクがつきますので、ご注意ください。なお、投稿フォームは画面の下方にありますので、スクロールしてください。
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大恵和美(編訳)○移動迷宮 中国史SF短編集 中央公論新社 2021.6.25
岩佐昌暲〇(書評)体験者たちの肉声で浮かび上がる実像 五七幹部学校研究の基礎資料『回憶の羅山』 『東方』480号 2021.5
沼崎一郎〇令和日本の「台湾論」?—―NHKドラマ「路―台湾エクスプレス―」が描く台湾、日本、そして台日関係 『東方』480号 2021.5
林初梅〇歴史小説とその改編ドラマにみる「日本」記憶の語りーー台湾人三作家が描いた家族史ーー 『言語文化研究』47 大阪大学言語文化研究科 2021.3.31
是永舜〇『句集 間氷期』書肆山田、2021年4月
中井政喜〇魯迅翻訳『思想・山水・人物』(鶴見祐輔著)についての覚え書(下) 名古屋外国語大学論集 第8号 2021年2月
鄭烱明(澤井律之訳)『抵抗の詩学』集広舎、2021年4月
林初梅・黄英哲編『民主化に挑んだ台湾 台湾性・日本性・中国性の競合と共生』風媒社、2021年3月
目次
序 論 台湾の民主化運動──虚構との闘い 林初梅
第Ⅰ部 民主化への道のり
第一章 台湾民主改革過程の再検証と解決が待たれる歴史問題 薛化元(村上享二訳)
第二章 台北高等学校と台湾の民主化──辜振甫の姿をとおして 所澤潤
第三章 台湾民主化と本土化の合流と共生 李福鐘(村上享二訳)
第Ⅱ部 民主化の前夜
第四章 流用と統合──戦後台湾における台湾研究の展開 黄英哲
第五章 一九四〇年代~一九六〇年代の台湾漫画 ──政治、イデオロギー、文化の場の競合 李衣雲(石田卓生訳)
第六章 東アジアの初期ロック受容と「伝統」の創造 ──『牯嶺街少年殺人事件』の音楽から 西村正男
第七章 不在のエクリチュールと歴史への臨場 ──楊牧「ある人が私に公理と正義について聞いた」を読む 三木直大
第Ⅲ部 民主化が生み出した「台湾」
第八章 台湾民主化のもとでの学術研究 ──新清史を例として 李明仁(野口武訳)
第九章 台南の郷土研究における戦前と戦後 ──日本統治期から国民党統治期、さらに民主化・本土化の時代へ 大東和重
第十章 台湾華語の現在と行方 ──台湾人アイデンティティの一要素としての可能性を探る 林初梅
編集後記 黄英哲
『九葉読詩会』第6号(2021年3月)
木山英雄〇たかが一首の漢詩ゆえ
林少陽〇近代文学の終わり?──柄谷行人の設問、及び「文」の「学」という視点
伊藤徳也〇魯迅『野草』連作の最初
坂井洋史〇愈樾『春在堂詩編』所録「僧寶」(愈銘衡平伯)関連詩選釈
池上貞子〇わが詩作と中国
加藤三由紀〇民歌を語る汪曾祺随想
尾崎文昭〇卞之琳の詩を読んでみる(続)
佐藤普美子〇緑蜂と蟋蟀──梁秉鈞の詩から
編集後記
中国モダニズム研究会編『夜の華──中国モダニズム研究会論集』(中国文庫、2021年)
神谷まり子◯民国初期通俗雑誌における娼妓のイメージ──雑誌『半月』と倡門小説
大東和重◯中国人留学生にとっての日本文学──一九一〇年前後、世代に見る文学受容の変化
齊藤大紀◯隣はナニをする人ぞ──胡也頻「昨夜──一段供状」と民国期のオナニー論
福長悠◯穆時英『空閑少佐』をめぐる虚実
中野徹◯「学匪」を駆逐せよ──国立青島大学の学生運動と聞一多
中村みどり◯青島興亡をめぐる民族意識と父の記憶──洪深の映画脚本「劫後桃花」を中心に
田中雄大◯李健吾詩論における個性と現代性──その卞之琳評を中心に
城山拓也◯諷刺とユーモア──「小陳旅京記」と「留京外史」について
杉村安幾子◯無名氏『塔裡的女人』論──逆照射される男性性失墜の物語
中野知洋◯重慶時期王平陵の民族主義小説──「女優之死」を中心に
池田智恵◯若者たちの虚ろな現実──淪陥期上海における雑誌『紫羅蘭』を中心に
奥野行伸◯路翎「窪地上的『戦役』」と朝鮮戦争従軍
大野陽介◯豫劇「朝陽溝」の作劇術──大躍進期の現代物にみる家族の物語とその変容
松村志乃◯南洋華僑とその家人──茹志鵑、王安憶から見た王嘯平
高橋俊◯「パパ、中国現代文学研究は何の役に立つの?」