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2005年度総会報告


2005年度/中国文芸研究会総会議案

(於2005.4.24 白雲荘)

  【人名敬称略】

T.2004年度活動報告

*冒頭ではあるが、去る2004年8月29日(研究会初の海外合宿である台湾夏季合宿最終日)、研究会活動を長期にわたって中心的に担って下さった阪口直樹会員(同志社大学教授)が逝去されたことを報告させていただく。研究会として、12月4日、同志社大学の協力を得て「阪口直樹先生を偲ぶ会」を開催(ご遺族を含め参加者47名)し、また『野草』第75号に15本の追悼文を掲載して、阪口会員への追悼と感謝の意を示した。なお、「偲ぶ会」における阪口会員の業績と中国現代文学の課題に関する3本の報告(近藤龍哉・松浦恆雄・中島利郎)に関しては、『野草』第76号に掲載する予定である。

*会員数は290名(2005年4月23日現在。昨年度同期293名)と微減傾向にある。脱会者が存在する一方で、大学院生・留学生を中心とする若手層が入会してきており、その一部は例会や合宿にも参加している。研究会活動における今後の活躍が期待されるが、定着という面ではまだ弱さが残る。また中堅層の例会参加が若干減少傾向にあり、相対的若手層の積極的活動に負う部分が大きくなっている。

*運営面では、事務局の役割分担を明確にして、順調に研究会活動が展開されたと考えられるが、今後、更に事務局の役割(分担体制と全体の調整など)を実践的に工夫していくことを通じて、実務や運営を直接的に担う会員を増やし、研究会の活性化につなげていく必要がある。

*学会とは異なる研究会においては、日常的な研究会活動の充実が不可欠である。35年の歴史を有する本研究会の場合、事務局メンバーの尽力により、ルーチン的な活動は着実に実施できているが、研究会活動の不断の活性化という点では、この間、幾つかの方面で課題を残したとも言えよう。特に、例会報告や『野草』掲載論文などにおける研究水準の向上に向けて、日常的な研究会活動の総体としての高度化を、より意識的に追求していかねばならない段階に到っているのではないか。研究会活動に責任を負う中核的機関のあり方を含めて、いっそうの工夫が求められている。

*以下、各事業項目に従って活動状況を報告する。

(1)『野草』刊行について

*第74号 (2004年8月1日刊行/特集「台湾文学」/編集担当:黄英哲/版下作成:平坂仁志)および第75号(2005年2月1日刊行/編集担当:永井英美/版下作成:平坂仁志)を予定通り刊行することができた。内容的にも、高い水準の論文を幾編も掲載できたと言えよう。

*関西在住以外の執筆者(海外を含む)も含めて、例会・合宿で報告・討論の後に『野草』に執筆するという基本方向は、この間、ほぼ定着してきた。特に第75号は、最終校正・合評にも遠隔地執筆者が全員参加され、貴重な意見交換が可能となった。

*「『野草』編集の手引き」作成による編集作業のマニュアル化が進んだが、「手引き」を充分に活用し切れなかった側面も残った。編集担当者・版下作成担当者の努力と徹底した最終校正によって、誤植は激減してきているが、著者名の欠落といったミスは残っている。

*この間、編集委員会が充分に機能して来なかったため、『野草』編集・刊行に関わる中長期的な計画が策定されていない、編集作業が編集担当者(と副担当=相談役)に任せきりになる傾向が生じるといった幾つかの弱点も顕在化しつつある。対外的には研究会の水準は『野草』で測られており、その編集に責任を負う編集委員会を、研究会活動全体に目配りをしつつ『野草』の研究水準の向上に日常的に関わる組織として、実質化していく必要があろう。

(2)『会報』発行について

*永井英美・井上薫・上原かおり・和田知久・佐原陽子・三須祐介・島由子(2004年度より)・羽田朝子(2004年度より)という8名の編集担当体制によって、第270号(4月)〜第281号(3月)まで順調に発行した。遠隔地在住者による編集も、「事務局メーリングリスト(ML)」を用いた協力体制により定着した。毎年、新人が加わることにより、担当者の負担が軽減し、また他の担当との兼務者を減少させることができた。

*2月例会の休止にともない、2月号を3月号発送時に同時発送としたが、「メールマガジン」を3月初旬に発行したこともあり、大きな混乱は生じなかった。送料の関係もあって設定された「12頁を限度とする」という原則は守られた。

*2種類の連載が始まったこともあって原稿募集の苦労は減少したが、投稿を増やしつつ内容充実と多様化を図るという近年来の課題は、今後も引き継いでいかなければならない。「交流」は、会員の意識的努力とコンピュータネットワークの活用によって収集する形態は定着したが、情報提供者に偏りがあるなど、まだ弱点は残っている。「例会」記録は、報告者によるレポートという形で定着が図られた。

*機動性・刺激性にあふれた研究情報誌としての『会報』のあり方を、引き続き工夫していく必要があろう。2004年度には、久々に『会報』における「論争」も起こりかけたが、現在のところ「尻すぼみ」状況にある。

*印刷用に作成した版下を平坂仁志がHTML化した後、登録者に配信するという、『会報』メールマガジン版の発行は定着した。ただし、登録者は、現在のところ約50名に留まるため、当分の間、印刷されたもの(紙媒体版)との2本立てを行なうこととする。登録者の拡大を図る必要がある。

(3)「例会」開催について

*方針に基づき2月例会を休止したが、年間9回の「例会」を、担当者(北岡正子)の尽力によって着実に開催した。研究発表の他、4月例会で太田進講演(『野草』第75号掲載)を、12月例会で書評を実現した。参加人数は月によってばらつきがあった。

*例会参加者は、若手層が増えている反面、なかなか定着しないという問題がある。これは、若手層が自己の研究報告の場としてのみ例会を位置づけている傾向があると同時に、ベテラン層や中堅層の出席が少ない際など、例会での議論に深まりを欠くという問題も背景に存在するのかもしれない。例会における研究水準の更なる向上に向けて、いっそうの工夫が求められている。

*研究発表は、『野草』投稿希望者によるものが半数を上まわり、「例会報告→『野草』掲載→例会での合評」というサイクルは定着した。その一方で、『野草』投稿関係以外の報告、特に充実した研究成果の報告の枠を設定しにくいという課題も残した。2月例会の休止は余裕を生んだが、こうした課題も残しているため、別の時期における例会確保を検討する必要もあろう。

(4)「夏期合宿」について

*研究会始まって以来の海外夏期合宿を、8月26〜29日の4日間にわたって台湾・台北市において実施した。海外合宿だったにもかかわらず、参加者はのべ21名に上った。

*担当者(黄英哲・鈴木康予)の尽力により、台湾人研究者とのミニ・シンポジウムの開催、中央研究院文哲研究所付属図書館・胡適記念館の見学、『文訊』雑誌社訪問、台湾人作家との座談会など、充実した内容となった。この有意義な成果を、研究会としての今後の交流活動に繋げていくことが求められている。

(5)「書評の会」について

*松浦恆雄(責任者)・今泉秀人・西村正男が中心となって、4・6・10月例会開始前の時間に開催した。従来通り、共通の書評の他に、最近読んだ書籍・論文などの情報交換を行ない、議論の成果の一部を『会報』に反映することができた。

*参加者は総じて多くはないが、関西在住者以外からの反応も寄せられている。「書評の会」の活動を基礎にした、研究会活動の活性化を図る手立ての工夫が可能なように思われる。

(6)「特別事業」関係について

*2002年度「野草基金特別事業」として、『今天』復刻版を再発行した(100部)。販売は内山書店に委託したが、売行きには若干の不安が残っている。更なる広告宣伝活動が必要である。

*「野草基金特別事業」として、斎藤敏康・黄英哲が中心になって、『劉吶鴎日記』刊行に取り組むことを決定した。準備作業は進められているが、刊行時期に関しては未定の段階にある。

*「研究会特別事業」として、宇野木洋を中心に、『図説中国20世紀文学』(白帝社)の改訂作業に取り組むことを決定した。2003年度末に改訂準備委員会(宇野木洋・松浦恆雄・青野繁治)を発足させ一定の作業を進めてきたが、現在、停滞状況にある。出版社との関係もあり、早急に編集委員会(執筆者グループ)を立ち上げる必要がある。

(7)「野草ネットワーク」について

*ウェブサイトは、菅原慶乃が中心となって管理・更新作業を行なった。「阪口直樹先生を偲ぶ会」の情報なども機敏に発信することができた。

URL=http://bluesky.osaka-gaidai.ac.jp/~bungei/bungei.shtml

*「野草ML」は会員交流の場として、「事務局ML」は運営に関わる意見交換、実務作業効率化の手段として重要な役割を果たしてきた。ただし「野草ML」はあまり活発ではない。気軽な情報・意見交換の場として、いっそうの活用が望まれる。

U.2005年度活動方針

*運営体制を更に工夫し、研究会の全般的活動の水準維持と向上につながるように努力しなければならない。そのためにも、事務局の仕事を引き続き合理化し、明確な分担体制を確立し、各種活動が連係し合えるように円滑な運営を図ることが必要である。

*その際には、大学院生を中心とする若手層および関西在住以外の会員にも、主体的・積極的な参加と具体的な役割分担を呼びかける必要がある。活動の工夫を続けるとともに、若手層の自主的積極的な提言と取り組みも歓迎したい。

*研究会活動の活性化には、例会報告や『野草』掲載論文などにおける研究水準の向上が不可欠である。研究会活動総体としての研究の高度化を、より意識的に追求していかねばならない。

1.各種研究活動について

(1)『野草』刊行

*会員の研究成果を公表する場として常時機能するように誌面を工夫する。「特集」を組むかどうかなどに関しては、編集者の裁量に委ねる。なお、編集作業においては、「『野草』編集の手引き」の活用と締切り厳守の徹底により、「原稿審査(査読)」、版下作成を含む全ての編集作業を円滑に進める必要がある。

*「例会報告→『野草』論文掲載→例会における合評」という流れを基本原則とするが、その主旨は水準の高い論文を掲載していく点にあることを、改めて確認しておく。編集担当者は執筆予定者との連絡を密にし、かつ例会担当者との連係も図る必要がある。また執筆者は合評会と最終校正に出席すること。

*当面の発行計画は以下の通りである。

・第76号=2005年3月末〆切、2005年8月1日刊行予定。編集担当:弓削俊洋
・第77号=2005年9月末〆切、2006年2月1日刊行予定。編集担当:中野知洋・今泉秀人
・第78号=2006年3月末〆切、2006年8月1日刊行予定。編集担当:青野繁治

(2)『会報』発行

*紙媒体版とメールマガジン版の二本立てで発行する。ただし、「例会」開催日程との関係(次項参照)から、2月号はメールマガジン版のみの発行とし、3月末に紙媒体版の2月・3月合併号を発行する。メールマガジン化の作業は平坂仁志が担う。なお紙媒体版は不要である、という方は事務局まで一報を。

*編集担当体制は、永井英美・井上薫・上原かおり・和田知久・佐原陽子・三須祐介・島由子・羽田朝子に、新たに河本美紀を加えた9人によって担う。将来的には「年間1人1回担当」を目指すべく、編集担当者の拡大を図っていく。誌面は諸事情により最大12頁とする。原稿の採否は編集者の判断で行なう。

*内容の充実・活性化をいっそう図っていくことが課題である。この間、若干弱まっている「交流」欄を充実させる必要がある。事務局でも努力するが、全国の会員も「野草ML」などを活用して研究情報をお寄せいただきたい。また「書評の会」の議論を反映するように工夫すること、海外留学者との連絡を密にして「現地レポート」を依頼することなど留意されたい。「例会」記録は、原則として「例会」報告者が執筆する。

*海外研究機関・研究者への贈呈および海外留学者への配送サービスのあり方については、引き続き検討する。海外研究機関に贈呈する会報をメルマガにし、郵送を停止することを、時期、通知方法なども含めて検討する。海外発送担当は好並晶とする。

*将来のあり方を展望して、メールマガジン版の読者を拡大する必要がある。メールアドレスの登録を呼びかけたい。メールマガジンの運営と作成は、青野繁治と平坂仁志が行う。

*編集担当者・原稿送付先・留意事項は以下の通り。

【編集担当者】
・2005年4月号(3月末原稿〆切・4月上旬版下作成・4月末発送)=島
5月号=三須/6月号=羽田/7月号=永井/8月号=井上/9月号=和田/10月号=佐原/
11月号=上原/12月号=河本/2005年1月号=島/2月号(メールマガジン版のみの発行)=三須/3月号=羽田

【原稿送付先】
・郵送
〒562-8558 大阪府箕面市粟生間谷東8-1-1 大阪外国語大学青野研究室気付
中国文芸研究会事務局
・Eメール

【留意事項】
・原稿は、原則としてフロッピィ入稿にプリントアウトを添付(外字部分を明記)することとし、返却は行なわない(ただし原稿・写真などの返却を希望する場合は、その旨を申し出て、切手添付の返信用封筒を同封すること)。なお、Eメール入稿も可であるが、その際もプリントアウトを郵送することが望ましい。

(3)「例会」開催

*「例会」開催数は、年間10回とする(2月、8月は例会を行わない)。大学の授業期間・試験期間等が7月末までとなってきていること、『野草』発送作業があることなどにより、従来行っていなかった7月例会を行うこととする。月の最終日曜日午後 1:30より開会することを原則とする。12月は忘年会を兼ねるため、日時は別途定める。

*講演(会員外・他領域・外国人研究者などを含む)・書評を年間各1回程度、『野草』関連報告を数回組み入れる。『野草』合評会(9・3月例会)の討論内容は、次号の『野草』誌上に掲載する。論文執筆者は合評会に出席することを原則とする。

*「例会」担当は濱田麻矢とし、例会の企画と報告希望者の調整を行なう。調整の必要から、希望者は早めに申し込むことを望みたい。コメンテイターについては報告者の申し出によって相談する。

*会場は、偶数月は白雲荘(京都会場=京都市上京区寺町上立売上ル2筋目西入ル/Tel 075-231-1320)、奇数月は大阪経済大学(大阪会場=大阪市東淀川区大隅 2-2-8)とする。ただし、1月例会は、入試の関係で会場変更になる可能性がある。会場予約は宇野木洋(白雲荘)・谷行博(大阪経済大学)、二次会会場予約は宇野木洋が担当する。

*すでに決定している「例会」内容(【例会カレンダー】)は以下の通り。

4月例会特別講演:坂元ひろ子「中国モガと「植民地的」近代」 /総会
5月例会中村みどり 『留東外史』と『沈倫』の語りについて---表裏する「性」
森平崇文 「40年代の滑稽戯」
6月例会 齊藤大紀「沈従文『北京之文芸刊物及作者』について」
樫尾季美「建国後出版界の『翻身』」
7月例会未定
9月例会『野草』第76号合評
10月例会未定
11月例会未定
12月例会(忘年会)特別企画(講演/書評など)
1月例会未定
3月例会 『野草』第77号合評



(4)「夏期合宿」開催

*「夏期合宿」は、集中的な研究・交流の場として極めて重要である。今年度は、斎藤敏康・鈴木康予を中心に具体化を進める。なお、日程は8月の最終週の3泊4日とし、早急に内容を決定し発表する。多くの会員の参加を呼びかけたい。

(5)「書評の会」

*「書評の会」は、偶数月(京都会場)の「例会」前(午前10:30頃開始)に実施する。研究会活動への反映のさせ方、研究水準の向上のあり方などについても、引き続き工夫する。今後、テーマを定めた共同研究会的なものへの展開なども視野に入れた取り組みも検討していく。担当は松浦恆雄・今泉秀人・西村正男とする。

(6)「特別事業」計画

*研究会の事業として、宇野木洋を中心に、『図説中国20世紀文学』(白帝社)の改訂作業に取り組む。この間、改訂準備委員会(宇野木洋・松浦恆雄・青野繁治)で作業を進めてきたが遅れ気味であり、早急に編集委員会(執筆者グループ)を立ち上げる必要がある。

*斎藤敏康・黄英哲が中心になって、『劉吶鴎日記』の刊行準備に取り組む。刊行時期に関しては、おって定める。

(7)「野草ネットワーク」

*コンピュータネットワークを利用した『会報』『野草』編集作業の効率化は定着した。コンピュータネットワークは事務の効率化に留まらず、遠隔地との交流や種々の情報提供・発信手段としても、大きな可能性を持っている。それを全ての会員のものとするために、インターネット環境の変化なども視野に入れつつ、今年度も引き続き実践的に検討を深める。担当は青野繁治・菅原慶乃とする。

*『野草』掲載論文の検索を始め、本研究会に関する様々な情報を発信している「中国文芸研究会ウェブサイト(http://bluesky.osaka-gaidai.ac.jp/~bungei/bungei.shtml)を、いっそう豊かな内容に充実させていく。特定の個人への負担を軽くするため、担当者を中心に「ウェブページ」管理のあり方を検討していく。

*「野草ML」(加入手続=事務局までメールでアドレスを知らせること。手続が完了すると担当者からそのアドレスに通知がなされる)を活用した会員間の交流にも期待したい。特に、論文・著書などを発表した際には、その情報を是非とも提供していただきたい。

2.運営体制について

*研究会の運営は、事務局、『野草』編集委員会および運営委員会によって行なう。若手層の参加を推進して再編・強化を図る。

(1)事務局と幹事

*事務局は、総会決定に基づき、研究会活動の日常的な実務を担当する。事務局構成メンバーと担当は以下の通り。

青野繁治(MLサーバ管理)・井上薫(会報編集)・今泉秀人(会計、書 評の会、野草編集)・上原かおり(会報編集)・宇野木洋(特別事業)・河本美紀(会報編 集)・黄英哲(特別事業)・斎藤敏康(夏期合宿、特別事業)・佐原陽子(会報編集)・島由 子(会報編集)・菅原慶乃(ホームページ管理)・鈴木康予(夏期合宿・メール便)・中野知 洋(野草編集)・永井英美(会報編集・メール便)・西村正男(書評の会)・羽田朝子(会報 編集)・濱田麻矢(例会)・平坂仁志(野草印刷、会報メールマガジン)・藤野真子(会員名 簿管理)・松浦恆雄(書評の会)・三須祐介(会報編集)・弓削俊洋(野草編集)・好並晶 (刊行物海外発送)・和田知久(会報編集)。

*事務局の運営は幹事として青野繁治(事務局長)・宇野木洋・松浦恆雄・今泉秀人・藤野真 子・好並晶・西村正男が担い、研究会活動のあり方を検討し、また活動全体について責任を負 う。

*事務局の住所その他は以下の通り。

〒562-8558 大阪府箕面市粟生間谷東8-1-1 大阪外国語大学 青野研究室気付
(0727-30-5245/

(2)『野草』編集委員会

*『野草』編集委員会は、『野草』編集と刊行全体に責任を持ち、また「原稿審査(査読)」 のあり方などを始め、中長期的な課題について検討を行なう。機動性を備える必要から、今年 度は、編集担当経験者である青野繁治・宇野木洋・太田進・北岡正子・斎藤敏康・谷行博・平 坂仁志・福家道信・藤野真子・松浦恆雄・好並晶・和田知久・西村正男・黄英哲・永井英美・三須祐介および野草編集担当の弓削俊洋・中野知洋によって構成する。編集委員会の日常業務としては投稿論文の査読を行うが、必要に応じて編集委員会が適当と判断した会員に査読者を依頼することもある。

*『野草』編集委員会は、必要があれば、参加者を拡大して開催することができる。

(3)運営委員会と会計監査

*運営委員会は、事務局では処理が困難な問題が生じたり、長期的・大局的な観点が必要とさ れる場合に、運営委員長の責任において開催され、問題の処理にあたる。その構成は、太田進 (運営委員長)・岡田英樹・筧文生・是永駿・北岡正子および事務局構成メンバーとする。

*財政の健全な執行を図るべく会計監査を置く。会計監査は橋本草子とする。


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